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【新九郎奔る!】あらすじと感想第2巻~応仁の乱勃発!細川勝元と山名宗全が激突で京の都が荒廃

2023年5月7日

新九郎、奔る!第2巻

若き日の北条早雲を描く、ゆうきまさみによる『新九郎、奔る!』の第2巻の感想ネタバレを紹介します。

2巻では物語がいよいよ動き出した感じで、応仁の乱による京の街の荒廃や、陰謀や裏切りがはびこるドロドロした人間関係も描かれます。

『新九郎、奔る!』第2巻の内容

応仁の乱、激化!伊勢家にも乱の影響が!?

幕を開けた応仁の乱。
都のあちこちで火の手があがり、
千代丸の住む伊勢邸の隣の一色邸が襲撃にあい、騒然とする家中。

そんな折、離れて暮らす実母・浅茅は実家のために武家の娘として、
とある決心を千代丸に打ち明ける。
それは新九郎の伯父(義母の兄)である、
伊勢貞藤の正妻になることであったーーーー

乱世を生き抜くための母の告白に
「早く大人になりたい」という想いを強くする千代丸。
父不在を理由に渋る伊勢家の現当主・貞宗に、元服を迫るが!?

いよいよ「伊勢新九郎」誕生の時。
大人と子供の狭間で、“大人たちの戦さ”を見守る新九郎は
何を思い、何を学び、どう生き抜くのか。

第1集、発売即緊急重版!
戦国の夜明けを駆け抜けたはじまりの武将、
伊勢新九郎を描く本格歴史コミック、第2集!!

『新九郎、奔る!』第2巻の目次

第七話 戦下の元服

第八話 父還る その1

第九話 父還る その2

第十話 伊都の縁談 その1

第十一話 鬼火 その1

第十二話 鬼火 その2

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『新九郎、奔る!』第2巻のポイントと感想

第1巻のラストで応仁の乱の前哨戦となる上御霊神社での戦いが描かれました。

第2巻では、いよいよ応仁の乱の主要人物である細川勝元と山名宗全が激突。

争乱が激化し、京の街が荒廃していく様子が描かれます。

邸を襲撃しあう
『新九郎、奔る!』第7話「戦下の元服」/ゆうきまさみ

応仁の乱は、当初は京の街中の比較的狭い範囲が舞台になっていて、お互いの邸を襲撃し合ったりするわけなのですが、「邸を襲撃する」というのがどういう感じなのか、文章だけではイメージがわきにくいのですよね。

でも、絵で説明されるとメチャクチャよく分かるということが、この漫画を読んでわかりました。

荒廃する京の街
『新九郎、奔る!』第7話「戦下の元服」/ゆうきまさみ

さて、漫画の主人公である新九郎(千代丸)は、戦乱のなか、はやく自分も伊勢家の役に立ちたいということで、元服をしようとします。

新九郎は父が伊勢盛定、生母は盛定の側室であった浅茅なのですが、そんな折、浅茅が伊勢宗家の伊勢貞親の弟(新九郎にとっては叔父)の伊勢貞藤と結婚することになります。

その縁で、貞藤のサポートのもと、新九郎は元服。

伊勢新九郎盛時と名乗ることになります。

『新九郎、奔る!』第7話「戦下の元服」/ゆうきまさみ

一方、京の政局は常に動いています。

新九郎の兄の八郎が仕えている、時期将軍候補・足利義視が京から失踪してしまったり。

駿河から今川義忠という人物がやってきたり。

今川義忠は、桶狭間の戦いで有名な今川義元の祖父にあたる人物です。

今川義忠と新九郎の異母姉・伊都との間に縁談話が持ち上がったりもします。

そして、この頃から戦争の仕方も従来の形から変化していきます。

従来、武士の戦いというのは基本的には個人の名誉をかけた個人対個人という側面が大きかったわけなのですが、応仁の乱をきっかけに、その形が少しずつ変化していきます。

それを象徴するものとして漫画内で描かれているのが、「発石木」という投石機のようなものと、「足軽」の登場です。

この2つは、漫画内では細川勝元がある意味苦肉の策的な感じで発案したように描かれています。

顔も見えない遠方から大きな石を撃ち込んだり、名もなき足軽が集団で襲いかかるような戦闘の形は、従来の名誉を重んじる武士の戦闘では見られなかった光景だったのでしょう。

足軽の組織を最初につくったのは、骨皮道賢という人物だといわれていますが、彼は応仁の乱が始まってすぐに捕らえられ処刑されます。

このような戦術に、山名宗全も「これが武士の戦ですることか!」と激怒します。

『新九郎、奔る!』第7話「戦下の元服」/ゆうきまさみ

東軍の細川勝元が始めたこのような戦術ですが、対抗するために相手方の西軍も同じような戦術を取るようになり、この後の戦国時代では足軽の存在は当たり前のものになっていきます。

さて、2巻のラストでは、今出川殿・足利義視とともに疾走していた新九郎の異母兄、八郎が突然戻ってきます。

しかし、八郎の顔には大きな切り傷の跡ができていて、なにやら不穏な予感を感じさせるラストなのでした。

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